タンポポの観察
4月も末になってしまい、タンポポはほとんど枯れ、萎れ気味のものしか見付けられませんでした。
生物の授業で、タンポポの観察を行いました。
タンポポは、花びらに見える部分が1つの花で、それがたくさん集まっている集合花です。
東京ではなかなか在来種を見つけられません。
しかし、今日、生徒が陸上競技場そばの校庭で在来種を見つけました。
渋谷に近い目黒区という都会の学校で見つかるとは思っていませんでした。
外来種であるセイヨウタンポポは受粉なしに単独で繁殖します。
外来種の一部の花粉は在来種に受粉して、次世代は雑種になります。
繁殖力に長けている外来種が在来種を絶滅の危機に追いやっている事実が、仕方のないことなのか、人災なのかはわかりません。
私は、在来種であるニホンタンポポの繁殖を応援したいですね。
総苞がきゅっと上に上がっているニホンタンポポが可愛らしくて好きです。
虫がニホンタンポポの花粉を、別のニホンタンポポの雌しべに運んで受粉して、種が出来て、綿毛で種が飛ばされて、そして芽吹く姿は微笑ましく思います。
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