遺伝子の本体はDNA
20世紀始めまで、「遺伝子の本体はタンパク質である」、という考え方が主流だったようです。
遺伝子はタンパク質ではなくDNAではないかと考え、複数の科学者が実験によって、「遺伝子の本体はDNAである」ことを証明しました。
グリフィスとエイブリーは肺炎双球菌を、ハーシーとチェイスはバクテリオファージを使って実験を行いました。
エイブリーの実験ですが、分解酵素が完璧に働かないと正しい結果が得られません。
また、20世紀初期の科学者たちの間では、遺伝子はタンパク質であるという固定観念が根強く、なかなか受け入れられなかったようです。
ハーシーとチェイスの実験により、遺伝子はDNAであるということが認められました。
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